2022.11.12

尻回りをほぐしてコンディショニングでショットの飛距離をアップ!──コンディショニングメニュー03

いわゆる"尻回り"は、安定したアドレスやスムーズなスイングにとても重要な部位。そこでお尻の筋肉を伸ばし、股関節の可動域を広げるコンディショニングメニューをアスレティックトレーナーの鈴木岳氏に聞いた。

股関節の屈曲と回旋

自宅やオフィスでは椅子に、クラブハウスではロッカー室のベンチに座って行うとよい。各左右10回×2セットがお薦め。

【1】椅子やベンチに腰かけて、右足を左足の上に組む

アスレティックトレーナーの鈴木​岳​氏のコンディショニング術の
この時​、​両手は真横に垂らし、背筋を真っ直ぐに保つようにする。

【2】背筋を真っ直ぐにしたまま、上体を前方にゆっくりと傾ける

アスレティックトレーナー鈴木岳氏のコンディショニング術
右足の裏側部分やお尻の筋肉が伸びるのを意識する。
アスレティックトレーナー鈴木岳氏のコンディショニング術
上体を前方に傾ける際、つい両腕が下がり、猫背になりがち。常に背筋が伸びた姿勢で、両腕を肩の高さに保つことが重要。
アスレティックトレーナー鈴木岳氏のコンディショニング術
(1)椅子に腰かけ、右足を左足の上に組んだ姿勢から、両腕を肩の高さに上げて伸ばす。(2)その姿勢のまま、上体をゆっくりと前方に傾けます。背筋は真っ直ぐに保つ。

Takeshi Suzuki
R-body 代表取締役/一般社団法人R-body総研 代表理事/博士(スポーツ医学)。2003年、ライフパフォーマンスをサポートするトータルコンディショニングカンパニーR-bodyを設立。東京都・大手町、千葉県・柏の葉にてスポーツ運動療法施設を運営。同時に、一般社団法人R-body総研において、トレーナー養成機関「R-body ACADEMY」の運営と、国内・海外の病院・クリニックやトレーニング施設の人材育成と施設運営に関するコンサルティング事業を行う。ロンドン・リオオリンピックJOC本部メディカルスタッフ。東京オリンピック・パラリンピック フィットネスセンターマネージャー / チーフトレーナー。

文:POW -DER 写真:鈴木克典