ゴルフを通じて考える、自分と健康のこと​。ピンクリボンガールズゴルフ2025に密着

2025年10月13日、「ACCORDIA GOLF ピンクリボンガールズゴルフ 2025」が千葉県・四街道ゴルフ倶楽部で開催された。2010年から継続して開催している、乳がんの早期発見・治療を啓発する「ピンクリボン運動」を応援する女性だけのチャリティーゴルフイベント。笑顔あふれる当日の模様をレポートする。

スコア集計なし、無理せずOK。「みんなで楽しむこと！」をテーマにゴルフをENJOY

ピンクのリボンをシンボルに、乳がんの早期発見・治療を目指す世界的な啓蒙活動、ピンクリボン運動。

アコーディア・ゴルフは、2010年から「募金活動（全事業所に募金箱を設置し、集まった募金をNPO法人乳房健康研究に寄付）」「啓発活動（従業員が任意でピンクリボンバッジを着用）」「チャリティーイベントの開催」といった取り組みを継続的に行い、この運動を応援している。

なかでも毎年注目を集めているのが、ピンクリボン運動の趣旨に賛同する女性ゴルファーが集う「ACCORDIA GOLF ピンクリボンガールズゴルフ」だ。

会場となった四街道ゴルフ倶楽部は、"日本一女性にやさしいゴルフ場"としても人気のコース。

イベントのテーマは「みんなで楽しむこと！」。スコア集計はせず、「打ちづらい場所は無理に打たず、ボールの移動可能」「4パット目はOK」などのローカルルールを設け、初心者でも気軽に楽しんでプレーできるスタイルに。

さらに、"ダボ"や"スリーパット"といったキーワードをマスにした「ゴルフビンゴゲーム」や、ピンクに彩られたハート型バンカーなど、プレーそのものを楽しめる仕掛けが随所に施された。

ひとり参加の方から母娘ペアまで、参加者の顔ぶれはさまざま。ラウンド中は終始なごやかな雰囲気に包まれ、ホールアウト後には笑顔にあふれた。

「昨年このイベントで知り合ったメンバーで参加しました」「新しいゴルフ仲間ができて嬉しい」「また来年も参加したい！」といった声が寄せられるなど、参加者たちは思う存分交流を楽しんでいた。

学びもあれば、豪華景品の喜びもある。表彰パーティーさらに盛り上がる！

ラウンド後は、ピンクリボンをモチーフに装飾されたレストランで表彰パーティーを開催。

乾杯後に行われた講演では、認定NPO法人 乳房健康研究会 エグゼクティブピンクリボンアドバイザー・栗橋登志さんが登壇した。

自らも乳がんサバイバーという経験とともに、「日本では9人に1人の女性が乳がんになる」というデータや、乳がんのセルフチェック・検診方法をクイズ形式で紹介。参加者たちは真剣な表情で耳を傾けていた。

講演のあとは、豪華賞品が当たる結果発表＆表彰式へ。スコアではなくゴルフビンゴゲームでの発表のため、会場は終始ワクワクしたムードに包まれ、「やったー！」「おめでとう！」と歓声が飛び交った。

ベストドレッサー賞やゴルフビンゴの受賞者などに豪華賞品が贈られ、笑顔と拍手に包まれた大盛況のうちにお開きとなった。

イベントをきっかけに乳がん検診を受けるようになったリピーターも多く、楽しく参加しながら意識が変わる「ACCORDIA GOLF ピンクリボンガールズゴルフ」。

今年も参加者からの寄付と、アコーディア・ゴルフ全施設に設置された募金箱の募金を合わせ、総額100万円が認定NPO法人 乳房健康研究会に寄付される。

遊びも学びも、そして社会貢献も――。ピンクリボン運動の輪は、ゴルフを通じて大きく広がっている。

文：村上早苗