2025.01.23

ゴルフコンペの1日の流れから最低限覚えるべきルールまで。初コンペに行く前に知っておくべきこと

初めてゴルフコンペに誘われた! でも、そもそもコンペがどのようなものかわからない人も多いはず。今回は、コンペの1日の流れ、知っておきたいルールやマナーを紹介する。

ゴルフ場を走るカート

コンペの1日の流れ

ゴルフコンペには、ゴルフコースが運営するものから仲間内で行うものまで、参加人数は3組程度(1012人)で行う小規模なものからゴルフ場を貸し切る大規模なものまで、さまざまなものがある。

実際にゴルフコンペに参加する場合、ゴルフ場に到着してからどのような流れで、スタートしていくのか紹介しよう。1日の主なスケジュールをシミュレーションしておくことで、コンペをより楽しめるはずだ。

一般的なゴルフコンペの流れ

※内容はコンペにより異なるので、当日の幹事の案内を必ず確認しよう。

1.受付

プレー受付後、幹事がいるところに行き、コンペ受付の手続きをする。受付をすませたら開会式の場所や集合時間を確認し、それまでに着替えや練習など準備をしておこう。

2.開会式

コンペでは開会式が行われることが多い。幹事から挨拶や注意事項、ローカルルールが説明される。その後、1組目がスタートする前に、集合写真の撮影などが行われ、いよいよコンペがスタート!

ゴルフコンペ参加者の集合写真

3.ラウンド

各コンペで定められたローカルルールにそって、各組に分かれてプレーしていく。一般的には午前中に9ホール、お昼休憩を取り、午後に9ホールという流れで進む。

最近は、休憩をはさまず18ホールを一気に回る「スループレー」を採用するケースもある。スループレー時には、バナナやおにぎり、栄養補助食品などをサクッと食べられるものを用意しておくとよい◎。

ラウンド中にPar5での「ドラコン」やPar3での「ニアピン」などのアトラクションが用意されていることもある。

4.スコアカードの提出

競技終了後は「エチケットリーダー」と呼ばれる各組の代表者が、スコアカードをゴルフ場に提出する。

スコアの集計や成績表は主催者やゴルフ場側で出してくれるので、それまでにシャワーをすませるなど帰宅の準備をしておこう。

5.表彰式

一般的なコンペはクラブハウス内の会場で表彰式が行われ、軽食やドリンクが提供される。主催者挨拶の後に、幹事の進行などで結果発表が行われ、同時に景品の贈呈式が行われ

6.清算

通常のラウンドでは、プレー代・昼食代・茶店利用の料金などを合算して支払、ゴルフコンペでは、それとは別に「参加費」が請求されることが多い

親睦目的でのコンペは、ラウンド代金は各自ゴルフ場のフロントで清算し、参加費は幹事に現金で払うケースが多いので、念のために現金を多く持って行くと安心だ

ゴルフコンペの様子のイラスト

ゴルフコンペで定番の競技方法

コンペではスコアを集計するが、ただ順位をつけるだけでは、毎回上手い人が上位になってしまう。 そこで、コンペでは参加者全員が楽しめるよう、さまざまな競技方法を用いて、ハンディキャップをつけるのが定番だ。  

ゴルフコンペでよく使われる競技方法は「ダブルペリア(新ペリア)方式」「ペリア方式」「新新ペリア方式」「スクラッチ方式」。各競技方法について紹介していこう。

ダブルペリア(新ペリア)方式

ゴルフコンペの競技方法で、最も多く使われるのがダブルペリア(新ペリア)方式。18ホール中、12ホールを隠しホールに設定し、隠しホールで打ったスコアを元にハンディキャップを計算する。

上位に入るには、ゴルフの実力だけでなく、運の要素も必要になるため、すべてのゴルファーが楽しめる競技方式として人気だ。 

ペリア方式

ペリア方式の場合、隠しホールを6ホールとし、ダブルペリア方式よりも運の要素が強くなる。そのため、初心者が多く参加するコンペなどで採用されている。

新新ペリア方式

ダブルペリア方式とペリア方式の良いところを取った方式。隠しホールは9ホールで、運と実力のバランスがとれた競技方法だ。どんなレベルの人にも優勝チャンスがあるので、最近人気の傾向がある。

スクラッチ方式

ハンディキャップを使わず、純粋な実力だけでスコアを競う方式。グロススコア(18ホールの合計スコア)を使って順位を決めるため、スコアの良い人がそのまま上位になる。

イラスト:ゴルフコンペの様子

最低限覚えておきたい7つのルール

1.人が打っているときは静かにしよう

人がボールを打つ体勢に入ったら、静かにする。

メンバーとの会話や携帯での通話は、集中力を乱す原因になるので厳禁。スマホで写真を撮るのもシャッター音が発生するのでNGだ。

視界に入らない場所だからといって素振りなどもしてはいけない。

2.ティーアップする位置はティーマーカーを結ぶラインの後ろ

ティーグラウンドの前方に、必ずあるのが左右ふたつのティーマーカー。このふたつを結んだ直線よりも前にティーアップしてはいけない。その後ろのエリアで、ボールが打ちやすそうなところにティーをセットする。

ティーマーカーより前方にセットしてしまうことを「出べそ」といい、そのまま打つと2罰打が課せられてしまう。

3.数分探しても自分のボールが見つからない時は速やかに別のボールを

誰しもスコアをひとつでも減らしたいもの。林や隣のコース、深いラフに入った場合、ボールをなんとか見つけてそのまま打ちたい。

でも、探すことに時間を費やし過ぎるのはNG。遅延行為につながるだけでなく、後ろから回ってくる他の組にも迷惑をかけてしまう。

4.バンカーで打ったあとは速やかに砂をならそう

バンカーに落ちてしまったボールを打つと、打つために入った際の足跡と、砂をえぐるように打ったことによる跡が残るもの。

これらはボールの飛んだ先を見届けたあと、すぐにバンカー付近に置かれているレーキでしっかりならしてから出るのがマナーなのだ。

5.ボールマーカーはボールを中心にカップと逆の位置に置く

グリーンオンしたボールは他の人がカップを狙う際に邪魔になるかもしれない。そのため、ボールがグリーンに乗ったら、自分のマーカーで印をつけてボールを外す。

マークする位置は、カップとボールを直線で結んだ反対側。そして、パッティングの際にボールを戻す。

6.グリーンでは他人のボールとカップの間をなるべく踏まない

グリーン上で移動する際は走らないのは当然。さらに気をつけるべきは、カップと他人のボールを結んだライン上は歩かない。

踏みつけてしまうことで芝目が変わったり、荒らしてしまったり、打つボールの軌跡に大きく影響を及ぼす可能性があるので慎重に!

7.エチケットリーダーに協力して円滑な進行に努める

エチケットリーダーとは​、自分の組が​、プレーを安全かつ​スムーズに進められるよう、気を配る役割を担う人​のこと。 

コンペがスムーズに進行できるよう、エチケットリーダーに協力することもマナーの一つだ。

​そのほかにも、コンペとはいえ通常のプレーと同様、他の​プレーヤーに迷惑をかけない(スタート時間やプレーファストを心がけ​たプレー進行、大声で話さない)​ように気をつけよう。

覚えておきたいペナルティルール

ペナルティーに関するルールも覚えておくと安心だ。

  1. OBショットは「+1打」で打ち直し(※特設ティーが設けられていることもある)
  2. 空振りは「+1打」とカウント
  3. バンカー内の砂にクラブで触れない
  4. "池ポチャ"は「+1打」

①のOBについては、例えば1打目がOBなら次は3打目として再びティーショット。2打目以降ならがOBなら打った場所付近から+1打でリスタート。

そうした基本的なルールさえ理解しておけば、同組のメンバーにプレー面で迷惑をかけることはない。あとはマナーを覚えるだけ。

悩んでいる女性ゴルファーのイラスト

ビジネスシーンから仲間とのコンペまでコンペデビューの着こなし

仕事関係のコンペやゴルコンに初めて参加する。マナーやルールはもちろん、着こなしにも悩む人は多いはず。そこでシーン別にコンペデビューの着こなしを紹介する。

ベージュ系ワントーンでシックな着こなしを狙う

ビジネスコンペでは、クライアントや年上の方とラウンドする場合が多い。だから、普段のスーツやオフィススタイルとは、また違った自分の一面を見せられるチャンスでもある。

装いひとつで自己アピールにつながるのだ。それにはカジュアルながらも品よくまとまるワントーンの着こなしが正解。なかでもファッション性の高いベージュトーンが新鮮だ。

ポイントは芝生に映える柄もの使い

印象に残るような着こなしを心がけ、普段よりも少し大胆に攻めるくらいがちょうどいい。ポイントはターフでも映える柄もの使い。

ただ避けたいのは、やみくもに柄同士を合わせてしまうこと。柄同士を組み合わせるのは意外と難易度が高いので、ストライプやボーダーなどのなじみのある柄を取り入れるのがベター。

男性と女性、おすすめのゴルフスタイルのイラスト

アコーディア・ゴルフの「春コンペ」キャンペーン

予約サイト「アコーディアWeb」からキャンペーンに応募し、プレー対象期間中(202541日~630日)に39名以上でプレーをした予約代表者の中から抽選で豪華賞品が当たるチャンス!

1回のプレーにつき1回の抽選権利が付与され、期間中複数回プレーされた場合は回数分の抽選権が得られるため、確率がどんどん上がっていく。

アコーディア・ゴルフの「春コンペ」キャンペーン

文=ゲーテ編集部 イラスト=Norio

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