2025.12.26

低い球の打ち方をプロが解説。向かい風に強いショットの基本【GOLFナンでも相談】

アマチュアゴルファーにありがちな悩みを、ティーチングプロの船山美緒プロが解決。今回の相談は「低い球の打ち方を教えてください」。

低い球の打ち方をプロが解説。向かい風に強いショットの基本

【低い球の打ち方①】ボールを1個分、右足寄りに置く

向かい風が強い日に高い球を打つと、ボールが押し戻され距離を稼ぐことができない。

「そんな時は低い球でアゲインストに対処します。また、低い球は左右にブレても被害が最小限に収まるので、フェアウェイが狭いホールにも有効です」と船山プロ。

低い球を打つための重要なポイントは、アドレスした時のボールの位置。

いつもよりボール1個分、右足寄りに​置く。すると、自然と構えがハンドファーストになり、クラブのフェースが少し立​つ

低い球を打つため基本:アドレスした時のボールの位置

【低い球の打ち方②】トップからフィニッシュはコンパクトに

いつもよりコンパクトなスイングを心がける。

「低めのトップから振り下ろしますが、この時腕と手首を緩ませないこと。体幹を使って上体を回転させるイメージでスイングします」と船山プロはアドバイス。

フィニッシュも小さめに!

低い球を打つため基本:トップからフィニッシュはコンパクトに

NG例

スイング中に腕と手首が緩むとダフったり、逆にトップになったりする。「構えたら肘も手首もそのまま!」というイメージ。

低い球の打ち方のNG例

【ワンポイントアドバイス】タオルを脇に挟んでスイングする

「"腕と手首を緩めない"と言われても、なかなかイメージが摑めない」という人は、タオルを 両脇に挟んで素振りをするといい。

低い球の打ち方のワンポイントアドバイス

タオルを落とさないように振ると、自然と腕と手首がきちっと締まるはず。

低い球の打ち方:ワンポイントアドバイス

アコーディア・ガーデン 東京ベイ所属 JLGA公認ティーチングプロ 船山美緒さん

アコーディア・ガーデン 東京ベイ所属 JLGA公認ティーチングプロ 船山美緒
アコーディア・ガーデン 東京ベイ所属 JLGA公認ティーチングプロ 船山美緒
1976年静岡県生まれ。ツアープロとして活動を続けたあと、2014年にアコーディア・ガーデン東京ベイに入り、ティーチングプロとしてゴルファーをサポート。「基本を大切に!」を信条としたレッスンは女性、シニア、アスリートなど幅広いゴルファーから好評​だ。

文:POW-DER 写真:池田佳史 イラスト:大塚 克 撮影協力:アコーディア・ガーデン東京ベイ(東京都)

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