2026.08.27

ゴルフ場選びで重視したい「コースクオリティ」と「練習環境」。「GRAND」ブランドのコースをプロコーチが体験レポート

ラグジュアリーゴルフ場ブランド「GRAND」シリーズの一つであるグレンオークスカントリークラブ(千葉県)。戦略性の高い林間コースに加え、ラウンド前後に利用できる練習環境も整っている。今回は、ゴルフスイングコンサルタントの吉田洋一郎コーチが実際にラウンド。コースの特徴や​リニューアルされた施設、練習環境を体験レポートする。

ゴルフ場選びで重視したい「コース」と「練習環境」。GRANDシリーズのグレンオークスをプロコーチが体験
千葉県のグレンオークスカントリークラブ。そのほか、成田ゴルフ倶楽部、オーク・ヒルズカントリークラブ、習志野カントリークラブ、東千葉カントリークラブ、沖縄県のザ・サザンリンクスゴルフクラブが、ハイエンドなゴルフ場「GRAND」シリーズとして選定されている。

大幅​リニューアルしたGRANDシリーズ「グレンオークスカントリークラブ​」

アコーディア・ゴルフで2025年10月から新ブランド「GRAND(グラン)」をスタート。「日本のゴルフを、もっと豊かに、もっと上質に。」をコンセプトに、グレンオークスカントリークラブを含む6コースを「GRAND」シリーズとして展開している。

今回訪れたグレンオークス​カントリークラブは、その「GRAND」ブランドの一つ。コースはだけでなく、クラブハウスや食事、プロショップなど、ラウンド以外の時間も含めてゴルフ場で過ごす環境が整えられている。

グレンオークスカントリークラブ/クラブハウス
ダークブラウン調のシックな空間にリニューアルされたクラブハウス。

クラブハウスに足を踏み入れると、フロントはダークブラウンを基調としたシックな空間に​リニューアル

グレンオークスカントリークラブ/
USBポートやコンセントを備えた高機能なワーキングチェアを導入。オンラインミーティングも可能な個室や、電源を備えたワーキングデスクの設置など、リモートワークやちょっとした作業が可能な環境が整えられている。

女性ロッカールームにはストレッチスペースが設けられ、​フロント前にはワーキングスペースも用意されている。ラウンド前後の過ごし方にも、これまでとは少し違った選択肢がある。

グレンオークスカントリークラブ/
女性ロッカールーム内には​、ラウンド前後に身体を整えられるストレッチスペースも。

では、実際にラウンドしてみるとどうか。コースの戦略性から練習環境まで、吉田洋一郎コーチが体験した。

グレンオークスカントリークラブは「次の一打」を考えさせるコース

千葉県香取市にあるグレンオークスカントリークラブは、J・マイケル・ポーレット氏が設計した18ホールの林間コースである。自然の地形を生かしたレイアウトで、次のショットを考えながらボールの置き場所を決めることがポイントになる。

なかでも印象に残るのが、ハンディキャップ1の3番パー4。林でセパレートされた右ドッグレッグで、ティーショットには複数のルートがる。

右の木の上を狙ってショートカットするか、フェードをかけてコースなりに攻めるか。あるいはフェアウェイウッドでレイアップするか。飛距離や技量によって攻め方が変わるホールだ。

グレンオークスカントリークラブ/3番ホール
右ドッグレッグの3番パー4。ティーショットから複数の攻め方を選択できる。

もちろん、積極的なルートを選ばない場合も、ただフェアウェイに置けばいいわけではない。右サイドにはバンカーやブラインドがあるため、それらを越えて右から攻めるのか、左に逃がすのか。ティーショットの段階から2打目を見据えた判断が必要になる。

左を狙いすぎれば、先のラフや林まで突き抜ける可能性もある。2打目では左サイドの高い杉の木が視界に入り、1打目で飛ばしすぎると、その木がスタイミー(障害)になることもある。

一打先を考えてボールを置く。そんな判断が、ショットごとに求められるところがグレンオークスの面白さだ。

戦略性はグリーンに上がってからも続く。大きなベントのワングリーンも特徴のひとつで、アンジュレーションのあるグリーンでは、速いコンディションも相まって、繊細な距離感とライン読みが必要になる。

グレンオークスカントリークラブ3番ホール
アンジュレーションのある大きなワングリーン。ピンポジションを見ながら、繊細な距離感とライン読みが求められる。

コース全体のメンテナンスも行き届いており、短く刈り込まれたフェアウェイと、白くきめ細かなホワイトサンドを採用したバンカーとのコントラストも目を引く。

グレンオークスカントリークラブ/バンカー
白くきめ細かなホワイトサンドを採用したバンカー。フェアウェイとのコントラストも印象的だ。

池とバンカーがプレッシャーをかける9番・18番ホール

グレンオークス​カントリークラブらしい戦略性を感じやすいのが、9番と18番のフィニッシングホールだ。クラブハウスを背景に、池や白いバンカー、整然としたフェアウェイが広がる一方、グリーン周りにはプレッシャーのかかるハザードが配置されている。

グレンオークスカントリークラブ/9番ホール/グリーン
クラブハウスを背景に池とバンカーが待ち受ける9番パー5。

どちらもパー5。2オンを狙えるプレーヤーにとっては、池やバンカーのリスクを取って攻めるか、3打目勝負にするかが判断の分かれ目になる。2オンを狙わない場合も、2打目の落としどころに池が絡むため、最後まで気を抜けない。

さらに、大きなアンジュレーションのあるグリーンは、乗せるだけでは3パットの可能性もある。ピンポジションを確認し、どこにボールを置くかまで考えたショットが必要だ。

景観を楽しみながらも、最後まで攻め方を考えさせられる9番と18番。グレンオークスのコース設計の特徴を、ラウンドの終盤で改めて感じられるホールである。

ラウンド前後の調整に使える充実した練習環境

コースの戦略性や美しい景観に加えて、クラブハウスもリニューアルされ、よりラグジュアリーな空間へと整えられてい。そうした施設の充実に、さらに価値を加えているのが、ラウンド前後に利用できる練習環境

グレンオークスカントリークラブ/ドライビングレンジ
約240ヤードある開放的なドライビングレンジは20打席

240ヤード・20打席のドライビングレンジに加え、アプローチ、バンカー練習場も用意されている。スタート前にショットだけでなく、ショートゲームまで調整できるのは、ラウンドの準備をするうえで使い勝手がいい。

グレンオークスカントリークラブ/アプローチレンジ
調整に便利な本格的なアプローチ・バンカー練習場も完備。

私自身、以前からレッスンなどでこの練習環境を利用しているが、特にショートゲームエリアは、さまざまなライやシチュエーションを想定して練習できるのが魅力

アプローチやバンカーをじっくり磨きたいゴルファーにとっても、一日いても飽きることのない充実ぶり。ドライビングレンジもバックスタンドや距離表示など​が設けられており​ラウンド前の調整からショットの確認まで、幅広く活用できる。快適に練習するための設備が整っており、細かなところまでゴルファーへの気遣いが感じられ

コースの戦略性と美しい景観、充実した練習環境、そして高級感のあるクラブハウス。GRAND​シリーズの一つとなったグレンオークス​カントリークラブを実際に体験してみると、もともとのコースの面白さはそのままにゴルフを一日楽しむための環境が加わっ​たことを感じる

◆グレンオークスカントリークラブ(GRAND)
住所:千葉県香取市沢442
TEL:0478-75-3737
アクセス:〈車〉東関東自動車道/大栄ICより10km(14分)〈電車〉JR成田線/京成本線・成田駅からタクシーで約25分、成田駅京成本線・空港第2ビル駅からタクシーで約20分

吉田洋一郎/Hiroichiro Yoshida
1978年北海道生まれ。ゴルフスイングコンサルタント。世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベター氏を2度にわたって日本へ招聘し、一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。『PGAツアー 超一流たちのティーチング革命』など著書多数。

TEXT=吉田洋一郎

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