2024.10.26

アマチュアでも飛距離アップできる、ドローボールのコツとは.【GOLFナンでも相談①】

アマチュアゴルファーにありがちな悩みを、ティーチングプロの船山美緒プロが解決。今回の相談は「ドライバーの飛距離を伸ばしたい」。

飛距離を出したければドローボールを

「飛距離を出すには"ボールの捕まり"がよく、バックスピンが軽減されるドローボールが効果的です」と船山プロは話す。

加えて打つ時の注意点は「グリップとアドレスをしっかり決めるだけ!」とアドバイス。

あとは普通にクラブを振れば、自然とスイングの力がボールに伝わるので、飛距離が格段にアップする。

ドローボールの打ち方①フックグリップ

ドローボールを打つには、左手をあらかじめ内側に回旋した状態で握る「フックグリップ」が理想。

そうするとインパクト付近のクラブの軌道がややインサイドアウトになり、フェースでしっかりとボールを捉えられる。

左手はこぶしのやまが3個~3個半見えるように、右方向に回転させて握りる(手首に角度がつく)。左手の親指の上に、右の手のひらの生命線がくるように握る。
左手は手のひらで握るのではなく、指先で握る。グリップエンドを指2本ほど余す。
右手も左手と同様、決して手のひらで握るのではなく、指先(特に中指と薬指)で握る。

ドローボールの打ち方②斜めY字アドレス

「クラブのグリップは右手が左手よりも下の部分を握るのですから、自然と身体は右側に傾きます」と説明する船山プロ。

身体の軸を右側に傾け、両腕とクラブで斜めに傾いたY字をイメージする。

これでドローボールは80%完成!

「アマチュアゴルファーはアドレス時に、"身体を真っ直ぐにしよう"と強く意識しすぎ」と注意する。自然にグリップすれば、おのずと身体は右側に傾く。この"斜めY字"を意識してほしい。
両足は真っ直ぐが基本だが、スイングが窮屈に感じたら、左足を少し開いてもOK。

ドローボールの打ち方③軸(体幹)スイング

ドローボールはクラブを"インサイドイン"に振るのがコツ。

また、「飛距離が出ないのは、身体をしっかり捻転できていないから」とも船山プロはアドバイスする。

右側に傾いた軸を意識して、身体を捻るように心がけよう。

自動ティーアップで出てきたボールのロゴを、時計の4時位置にくるように置き直す。そのロゴを意識して、4時から10時方向にクラブを振るイメージがよい。

真上から見たスイング

正面から見たスイング

クラブを持たずにアドレスし、肩の高さに両腕を広げる。斜めになっている身体の軸を中心に、上体をしっかりと捻転させる。

アコーディア・ガーデン 東京ベイ所属 JLGA公認ティーチングプロ 船山美緒さん
アコーディア・ガーデン 東京ベイ所属 JLGA公認ティーチングプロ 船山美緒さん
1976年静岡県生まれ。ツアープロとして活動を続けたあと、2014年にアコーディア・ガーデン東京ベイに入り、ティーチングプロとしてゴルファーをサポート。「基本を大切に!」を信条としたレッスンは女性、シニア、アスリートなど幅広いゴルファーから好評。

文:POW-DER
写真:池田佳史
イラスト:大塚克
撮影協力:アコーディア・ガーデン東京ベイ(東京都)

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